代打ちの感想など

このページは素数大富豪アドベントカレンダー2020への参加です。 前日はマモさんによる呪文を使った新しい遊び方でした。 対戦相手のチョイスが絶妙で面白かったですね。(呪文について補足:https://twitter.com/icqk3/status/1334421870855090177)、 翌日はもりしーさんによるマスプライム杯四連覇についてです。 ---- 先日のマスプライム杯で代打ち対戦というものをしました。 おそらくこれは初めての試みであり、その様子や感想、気づいたことなどを書いておこうと思いました。 ---- <経緯> プレイヤーの席に立てたipadから見える景色をzoom経由でこちらの画面に映し、同時に音声通信する仕組みでした。 最初の予定では、手元では札を用意しない想定でした。 次のような代打ち指示シートのフォーム(実際はもう少し続きます)を提出しました。 これだと、57を持っていることや、自分が出そうとする札が対戦相手にばれると指摘されました。 (提出時には、指示の声は代理人だけに伝わり、対戦相手に伝わらないと思っていました。) こちらの指示の声が対戦相手に伝わらないようにするのは難しいということで、 代わりに手元でアシスタントに手札を渡してもらう仕組みで、手札を手元で再現することになりました。 (この変更は当日の朝に急遽行われました。) 〇結果として、当初の札を用意しない想定より、だいぶやりやすかったと思います。 [補足] ・例えば通常の並び順にすると、端からJが出たときにQ,K,Xを持っていないと推測されたりします。 いくつか対策は考えられますが、カードの並べ方を工夫することで対策してみました。 (しかし上記の経緯により、この工夫は必要なくなりました。) ・9とQの読み替えはなかなか良い答えを見つけられませんでした。 例えばQを「おー」と呼ぶ案(区別できれば良いという発想)も考えましたが違和感が強いと思いやめました。 ---- <現場の様子> ☆懇親会で、電脳戦みたいというコメントがありました。 ipadの位置と角度は、事前のリハーサルと、試合の直前でそれぞれ調整してもらいました。 ・現場ではカードは並べ替えずに立て、ペナルティも、単に場所を分けて並べ替えずに立ててもらいました。 そのほうが、画面を見ているアシスタントが再現用の札を手元で用意しやすい事情です。 (youtubeでの配信を見ている人には、不便だったかもしれません。) しかしアシスタントが目線を画面と手元で行き来させる間に、現場に1枚ずつカードが立てられると、 どのカードまでを手元で用意したのか分からなくなり得ました。 (目線をコンピュータに固定したまま札を取るのは難しい。) →今思えば、現場で一度手に広げた状態でカメラの前にかざしてもらうのも手でした。 ---- <こちらの様子> (実際には右からカードを渡した方が渡しやすく、座る位置を入れ替えました) ・それぞれの札の残り枚数を直接確認できないように、ついたてを立てました。 (私はあまり意味を感じませんでしたが、同意を得られませんでした。) 〇カードスタンドをhttps://togetter.com/li/1289458の方法で3つ作りました。 このカードスタンドは(素材がペラペラなA4の紙なのに)確かに丈夫で優秀でした。 ☆実は当日の午前中に、cpu対戦画面を使ってアシスタントの練習をしてもらっていました。 (プレイヤーの初期手札が整理されてないようにjavascriptを書き換えて練習に使いました。) 〇初期手札やペナルティの手札は、まとめて渡すより1枚ずつ渡してもらうようと良かったです。 渡すというより、実際には机上で滑らせてもらいました。(画面には映らない高さでした。) そうすると、数えながら受け取ることで、枚数が正しいかどうかを効率的に確認できます。 *現地で参加するのに比べると、手札が整理できるまでの時間はどうしても少し長かったと思います。 →今思えば、プレイヤー用にもカードスタンドを作ったほうが整理しやすかったです。 (手で広げて持っていました。) ---- <実際の進行> *音声通信では正しく伝わらなかった頻度はそれなりにありました。 *後で分かったことには、Zoomでは最初の子音が聞き取りづらいようでした。 →例えば9tttt9は「数字の9の間にtを4つ」というふうに柔軟に伝えられると良かったと思います。 →パソコンのキーボードでタイプしてtwitterのDMなどで通信するのも手だったと思います。 (臨場感がより弱いなどの欠点もあります) 〇手番残り時間は、残り30秒、残り10秒、5秒からのカウントを頼りにする形でした。 これはそれほど困りませんでした。 *ゲーム残り時間は、適宜確認することになりました。これはちょっと不便でした。 (時間切れになることをあまり想定していませんでした。) →時間切れ間近ではカードを出すタイミングを含めて指示できることを前もって確認できていたら安心でした。 *相手の札が、光の反射具合で時に確認しづらかったです。(なぜかリハーサルの時より試合の時に悪かったです。) 枚数と桁数、場合により先頭の数字を確認することで、ゲーム進行には支障なかったです。 カードカウンティングを本格的にしたい人には不便かもしれません。 →今思えば、これも一度カメラの前にかざしてもらうのも手でした。 (かざせる程度の枚数なら) ---- <全体> ☆総じて、ゲーム進行には大きな支障はなかったです。現実的に用意できる範囲としては、十分だったと思います。 ☆代理人は主催でもある二世さんでした。一連の手配などを含め、改めてありがとうございました。 ☆アシスタントはでこぽんさんでした。改めてありがとうございました。 ☆対戦相手は3TKさんでした。改めてありがとうございました。今度は負けないぞ! ☆プレイヤー側も代理人側もいろいろ大変な点はありましたが、遠距離から臨場感を持って参加できました。 ☆今後の遠距離からの大会参加の可能性も広がったように感じました。
ついでに ▼対戦の簡単な振り返り▼
カステラさんが数譜をなんと全部まとめています:https://graws188390.hatenablog.com/entry/2020/11/27/190549 「3TK - nishimura」の「1本目」がyoutubeアーカイブの該当箇所から再生できるリンクになっています。 数譜は数譜再生くんで再生できる形式です。(ただし山札が足りないペナルティの扱いは対応していない。) ---- ・1戦目手札:112355789tt, ドローt 昨年の記事に紹介した、たくさん覚えたqtqj/qttk素数が使える手札で、 6を引いていれば9587612tt13,5 4を引いていれば9558412tt13,7 と組めた。 しかしドローはtで、9712tt13は有ったがそれほど大きくない上に残りが558tで偶数 全出しを選択し、手札111123455667788999ttttqk   九蓮宝燈素数11123456788999が見えたが、残り57+16ttttqkを組めない。 (それに11123456788999は13枚しかないので返されないとも限らない。) 本譜は1729を出して相手ペナルティ、1をドロー, 相手はパスを選択。 tを消費するために9tttt9を使い、適当に6枚出しを続けて残り111156qk (組めてない) ここで相手ペナルティにより3枚捨てる権利を得たので116を捨てて5kq11で勝ち 今時間をかけて振り返ると知っているものでは865121,135461(手番を取れるとは限らない), qkが有った。 ---- ・2戦目手札:1245579jkkx, ドロー9 相手全出し等ならジョーカーを7にして kkj,57,57,1249と組めるが相手は9枚出しをしてきた。 知っている9枚出しを見つけられなかった。 時間をかけて振り返っても見つけられなかった。(くやしい) 57やkkjを含む手札では多枚出しをあまりしないからだと思う。 ---- ・3戦目手札:112245668kk, ドロー2 86412k12k が有ったが大きさが決定的でない上に残りが256で偶数 (振り返るとドロー1,3,7,9,kで素数にできるのでチャレンジする手も無くはないが、有力ではないだろう。) 全出しで、手札111122233344555667899qkk、絵札3枚は厳しい。 kkqがあったのでとりあえず653を出してみると相手はすぐにkkjだったのでkkqを出して絵札回収を試みた。 相手57, 44t8q5jj に対して 45kqk12j (覚え違い)でペナルティ4枚足りなく相手889qを捨てた後、 相手xktttqy [x=k,y=j] に対して(44t8q5jj,889qが入った山札から)運良くqをドローしkkkqqjjを返し、 相手が時間切れを狙っていることに気がついて998877613, 1212343456567と手早く手札を減らしたまでは良いが、 その後57, 613を出して2を残して時間切れにして敗北。(ルールを勘違い) (アシスタントはルールの勘違いに気づいていたらしいが教えてくれなかった) ---- ・懇親会でのマリンさんの指摘: Aが4枚の状態から革命しても、相手がXXを持っている場合は10**の素数で返してペナルティを受けることで、 こちらがAAA、相手がAXXを持っていることになり、相手のほうが有利になってしまう。

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